蕎麦粉の栄養成分は、蕎麦粉全粒粉(挽きぐるみ)100gあたり、エネルギー361kcal、水分13.5g、たんぱく質12.1g、脂質3.1g、でんぷん質69.5g、食物繊維4.3g、灰分1.8g、ビタミン類はビタミンB10.46mg、ビタミンK7mg、ビタミンB20.11mg、ビタミンB60.29mg、ナイアシン4.5mg、ビタミンAとCはゼロ、ミネラル類はナトリウム2mg・カリウム410mg・マグネシウム190mg・リン400mg・鉄分2.8mg・亜鉛2.4mg、銅0,54mg、他にリジン、ポリフェノールのルチン、パントテン酸、カルシウムなどがあります。
蕎麦粉に含まれる特殊成分はルチン、カテキン類、プロアントシアニンです。また8種類の必須アミノ酸も含まれています。アミノ酸の一種で組織修復効果が期待できると言われているリジンも含まれています。
参考までに全国そば製粉協同組合のそば成分表をご確認ください。
蕎麦粉の栄養成分で注目する成分は、たんぱく質です。
蕎麦は穀物の中で最もたんぱく質を含んでいます。蕎麦粉のタンパク質は水溶性ですので、蕎麦を茹でる時にお湯に溶けていきます。蕎麦粉の栄養をしっかり補給されたい方は、この溶け出したたんぱく質を逃さないように蕎麦湯まで飲むことをオススメします。
また、高血圧予防効果があると言われているルチンも水溶性ですから蕎麦湯に含まれていますので、蕎麦粉の栄養成分を補給されたい方は蕎麦湯まで飲まれることをオススメします。
もし、高血圧予防効果を期待される方は、蕎麦の栄養成分ルチンが蕎麦の100倍以上と言われている韃靼そば茶についてお調べすることをオススメします。
韃靼そば茶の効果・効能・副作用について十割手打ち蕎麦屋が解説
蕎麦粉の効能の中でも特にルチンの働き(ビタミンCとの協奏作用)は、毛細血管の強化・血圧降下作用・抗酸化作用・目に良い効能あると言われています。もし、ルチンの効能をきたされている方は、そば茶の100倍以上ルチンが含有されていると言われている韃靼そば茶の効果・効能・副作用についての解説をご確認ください。
蕎麦粉の効能といえば、栄養成分ルチンによる働きが有名ですが、他にも体脂肪の蓄積を抑える作用やコレステロールを排泄する作用、脳の記憶を破壊させることを防いだり、認知症予防や受験生の勉強能率アップ、難消化性デンプン(レジスタントスターチ)による整腸作用、便通をよくする作用、生活習慣病の予防効果、血糖値上昇抑制、空腹感の抑制、摂取カロリーの抑制など、ルチン以外の様々な栄養成分による効能があると言われています。
蕎麦粉はダイエット効果が期待されています。その理由は3つあります。
1つ目は、血糖値の上昇を抑える働きがあるということです。
蕎麦粉には脂肪が増える原因と言われている血糖値の急上昇を抑えてくれる働きをする食物繊維が約5パーセントも含まれており、白米と比べると約2.5倍です。血糖値が急上昇すると、その血糖値を下げるために糖を脂肪として溜め込む作用がおこるのですが、蕎麦は血糖値の上昇を抑えるため、脂肪をため込みにくく、ダイエットに効果がある低GI食品といわれています。
2つ目は食物繊維が豊富な点です。
蕎麦粉に含まれる食物繊維の構成成分の主なものはヘルセルロースです。ヘルセルロースはたくさんの水分を吸収できるため、便秘や毒性抑制、コレステロール量の増加を抑制し排出しようと働きかけ、老廃物排出に効果をもたらしてくれるということも、ダイエット効果があると言われる理由かもしれません。
食物繊維が腸内環境を整える働きがあると言われていることは、ご存じな方が多いと思います。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がありますが、蕎麦粉には不溶性、水溶性どちらの食物繊維も含まれています。そして、蕎麦粉には腸内のデトックス性が高いと言われている不溶性食物繊維の割合が多いため、腸内の老廃物を吸収しながら便のかさを増やして腸内を刺激して、老廃物を排出してくれるメリットがあるため、ダイエット効果があると言われています。また腸内環境が良くなると栄養の吸収も良くなり、肌の健康にもつながると言われています。
3つ目は、栄養成分が豊富な点です。
デトックスに効果的な(便を出しやすくする)栄養成分マグネシウムと、ムクミ解消に効果があるためスッキリした見た目につながるカリウムといったミネラル類も豊富です。さらに、筋肉に欠かせない栄養素で体脂肪の蓄積を抑えて代謝アップにも効果的なタンパク質や、糖質をエネルギーに変えてくれて疲労回復効果もあるビタミンB1、脂質代謝を促すビタミンB2、血管を強化して脳卒中を予防するルチン、肝臓の働きを促進し脂肪肝を防ぐ作用もありメタボ対策にもなるコリン、エネルギー代謝に関わるナイアシン、などが蕎麦粉には含まれています。他にも蕎麦粉がダイエットに効果的な情報はたくさんあります。
もし、ダイエット効果を期待されるのであれば、蕎麦粉も良いですがそばの実の方がダイエット効果が期待できるという情報がたくさんあります。そばの実の栄養・効能・副作用・レシピについて解説しているページをご確認ください。
蕎麦アレルギーの方は、ご使用されないでください。蕎麦アレルギーの方は人によって命に関わる重篤な反応も起こりますので、くれぐれも原材料に蕎麦を使用されている食品かどうか、常に注意しましょう。
蕎麦アレルギーではない方は、蕎麦粉を食べ過ぎても問題ございません。
1日3食食べても副作用はございません。
ただし、ダイエットという目的から考えますと、食べ合わせ次第で作用は変わりますので特に以下の食べ合わせにはお気を付けください。
例えば、もりそばやざるそばの場合は出汁に塩分がたくさん入っていますし、天ぷらそばやかき揚げや天かす、肉そばを食べると脂質が多いため太りやすくなりますし、十割蕎麦ではなく小麦粉と割った蕎麦は、うどんやラーメンのような栄養成分に近づいてしまいますので食べ方にはお気をつけくさい。
個人的には、ダイエットや筋トレには十割蕎麦や蕎麦湯、そばがき、蕎麦の実をオススメしています。
当店の蕎麦粉の栄養成分表 | |
---|---|
カロリー | 343kcal |
タンパク質 | 12.0g |
脂質 | 3.1g |
炭水化物 | 66.7g |
食塩相当量 | 0.0g |
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |